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2001 年度 実績報告書

ネパールにおけるマージナルグループの教育様式の政治人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12571011
研究機関京都大学

研究代表者

前平 泰志  京都大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70157155)

研究分担者 今井 一郎  関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (50160023)
マンフレッド リングホーファー  大阪産業大学, 教養部, 教授 (90157420)
辻本 雅史  京都大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70221413)
月原 敏博  福井大学, 教育地域学部, 助教授 (10254377)
杉本 均  京都大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (50211983)
キーワードネパール / ブータン / 少数民族 / 難民キャンプ / コミュニティスクール / ノンフォーマル教育 / チベット
研究概要

今年度は,ネパールの政治情勢が緊迫しており,日本の外務省から日本人に対して渡航制限が通告されることも多く,同地での長期的,集団的なフィールド調査は困難をきわめ,多くの場合,断念せざるをえなかった。とはいえ,今井が比較的長期間にわたってネパールの山岳地帯に住む少数民族の研究を行なった。またマンフレッド・リングホーファーも短期間集中的にネパールのブータン難民キャンプを訪れ、同地の子どもの教育様式の研究に取り組んだ。月原は,ネパールのみならずネパールと隣接するインド,ブータンのチベット難民の学校を訪れ,それらに共通する特性と同時に歴史的、地理的差異から生ずる種差性を射程に入れた研究を継続している。さらに,前平、月原らは研究協力者等とともにブータンにフィールドを移し、ブータンでは比較的調査されることのなかった東部地域(タシガン・タシヤンツェ)に入り、彼の地の民衆の生活と教育様式を調査することができた。またブータン国唯一の大学であるシェルブツェ・カレッジにも足を伸ばし,教員から大学の現状と課題について説明を受けた。東部地方に至るまでの道中で各地に点在するコミュニティスクールや青年・成人を中心としたノンフォーマル教育の実践の現場を訪問し,教員や受講生(6歳位から25歳まで)から話しを聞いた。首都ティンブーでは「ブータン研究センター」が拡大再編の計画があり今後の研究協力の可能性について尋ねた。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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