研究課題/領域番号 |
12571011
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
前平 泰志 京都大学, 教育学研究科, 教授 (70157155)
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研究分担者 |
月原 敏博 福井大学, 教育地域科学部, 助教授 (10254377)
杉本 均 京都大学, 教育学研究科, 助教授 (50211983)
辻本 雅史 京都大学, 教育学研究科, 教授 (70221413)
今井 一郎 関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (50160023)
マンフレッド リングホーファー 大阪産業大学, 人間環境学部, 教授 (90157420)
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キーワード | ネパール / 低開発 / カースト / エスニックグループ / 基礎教育 / ユネスコ / ブータン |
研究概要 |
前平泰志は、平成15(2003)年8月29日から9月6日までと、平成16年2月20日から2月28日にかけて、ブータンを2度訪れ、文部省や「国民総幸福(GNH)に関する国際会議」を主催したブータン研究センター、各地のノンフォーマル教育機関に赴き、聞き取り及び資料収集を行った。その成果は、日本社会教育学会主催の国際シンポジウムに一部報告されている。月原敏博は、9月17日から9月27日にかけて、インドに出張し、デリーのジャワハルラル・ネルー大学、およびダライ・ラマ行政府デリー支所において、インド・ネパール・ブータンに居住するチベット人の移住状況と教育に関する研究文献資料を収集した。また、デリー周辺に居住するチベット人コミュニティーを訪問し、関連事項に関する聞き取り調査を行なった。杉本均は、11月22日から29日にかけてと、平成16年3月9から15日にかけて、インドのデリーとジャイプールに赴き、国立教育計画・政策研究所やジャワハル・ナボタヤ・ビドアラヤ事務局及び学校にて現地調査を行った。今井一郎は、5月にエベレスト山麓部のクンブ・ナムチェで開かれたナムチェ・コンファレンスに参加して、地域住民の社会に観光をはじめとする山岳開発がもたらす影響の大きさについて研究報告した。12月には再びネパール・カトマンズを訪問し、ヒマラヤ地域の適切な開発と地域発展の両立を目指す国際組織であるICIMODのスタッフと意見を交換・討論し文献資料などを入手した。マンフレッド・リングホーファーは、12月24日から31日までのネパール国内のブータン難民教育問題に関して現地調査を行った。CERID研究所所長と研究打ち合わせした後に難民キャンプ近くまでのダマク市へ移動した。UNHCR事務所を経てベルダンギキャンプに入り、中3と高1のクラスを訪問し教育に関する意識調査を実施した。
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