研究課題/領域番号 |
12571013
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
黒田 則博 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 教授 (80274140)
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研究分担者 |
黒田 一雄 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 助教授 (70294600)
澤村 信英 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 助教授 (30294599)
長尾 眞文 広島大学, 教育開発国際協力研究センター, 教授 (10304461)
二宮 晧 広島大学, 教育学部, 教授 (70000031)
堀田 泰司 広島大学, 留学生センター, 助教授 (40304456)
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キーワード | アメリカ国際開発庁(USAID) / イギリス国際開発省(DIFID) / ドイツ技術協力協会(GTZ) / スウェーデン国際開発庁(SIDA) / ノルウェー開発協力庁(NORAD) / 世界銀行 |
研究概要 |
本年度は初年度であり当初の研究年次計画のとおり、各国の対発展途上国教育援助政策・手法に関する資料の収集と事情聴取を中心に実施した。 アメリカについては、国際開発庁(USAID)及び世界銀行を中心として調査を実施し、その一部をとりあえず「世界銀行の教育援助」としてとりまとめた。USAIDについても報告書を作成中である。また、イギリスについては国際開発省(DIFID)等に関しいくつかの調査がなされていることから、既存の研究資料を取りまとめ中である。ドイツは日本と同様に援助機関が直接プロジェクトを実施するいわゆる直営型の方式をとっているとされるが、ドイツ技術協力協会(GTZ)等の主要援助機関を訪問しその実情を調査した。現在その報告書を作成中である。フランスは日本において最もその教育協力の実情が知られていない国であり、今年度は数少ないフランスの教育援助研究者の発掘に努め、有力な研究者の論文「フランスの国際協力、アフリカの言語、アフリカにおける教育体系の革新」の翻訳を行った。北欧諸国については、スェーデン及びノルウェーから専門家を招致しスウェーデン国際開発庁(SIDA)及びノルウェー開発協力庁(NORAD)の政策・手法に関するセミナーを開催した。その成果は、"Swedish Development Cooperation in Education"及び"Educational Assistance from Norway"として取りまとめられている。 このほか、国際教育協力全体の今日の動向を「国際開発協力に関する欧米での議論」としてまとめるとともに、国際教育協力における大学の役割に関し、関連の文献の翻訳を行った。
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