| 研究課題/領域番号 |
12571019
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| 研究機関 | 愛知県立大学 |
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研究代表者 |
稲村 哲也 愛知県立大学, 文学部, 教授 (00203208)
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| 研究分担者 |
古川 彰 関西学院大学, 社会学部, 教授 (90199422)
結城 史隆 秀明大学, 国際協力学部, 教授 (80210582)
山本 紀夫 国立民族学博物館, 民族学研究開発センター, 教授 (90111088)
櫻谷 勝美 三重大学, 人文学部, 教授
木村 圭司 東京都立大学, 大学院・地理学研究所, 助教授 (30294276)
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| キーワード | モンゴル / ネパール / ヒマラヤ / 環境 / 国家体制 / 市場経済化 / トゥバ / カザフ |
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| 研究概要 |
今年度は、モンゴル、ネパール、ウズベキスタン、カザフスタンで調査を実施した。
モンゴルでは、研究代表者の稲村哲也、研究分担者の櫻谷克美、木村圭司、研究協力者のスヘー・バトトルガと風戸真理が調査を行った。稲村とバトトルガは、モンゴル最北部の山地タイガ地域のトナカイ遊牧民であるトウバ族について調査を行い、トナカイ遊牧の実態と市場経済化過程における国境地域の少数民族社会の変化の現状を明らかにした。また、ウランバートル市に近いトゥブ県のモンキノゴル・ステップ遊牧社会、及び南部ドントゴビ県の乾燥地域遊牧社会においても、市場経済化後の遊牧社会の変化の実態について調査を行った。櫻谷は、昨年度に引き続きモンゴルにおける市場経済化の現状と社会変化について、ウランバートル市及びドントゴビ県で調査を行った。木村は、モンゴルの近年の雪害の実態と関連して自然環境と気象についてウランバートル市、ドントゴビ県、モンゴル北部フブスグル県などで調査を行った。風戸は、ドントゴビ県、ドルノト県などで、遊牧の現状と遊牧社会の変化について調査を行った。
ネパールでは研究分担者の結城史隆と古川彰が調査を行った。主としてカトマンズ盆地のパタン市において、都市の環境システムとその変化について調査を行った。
ウズベキスタンとカザフスタンでは稲村とバトトルガが調査を行った。モンゴルとの比較の観点から、1991年の独立後の市場経済化過程における社会変化の実態を調査した。また、独立後のカザフスタンのカザフ化政策によって、モンゴルからカザフスタンに移住しているカザフ族の移住先での生活の実態などについて調査を行った。
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