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2000 年度 実績報告書

民俗信仰と創唱宗教の習合に関する比較民俗学的研究-フランス、ブルターニュ地方のパルドン祭の調査分析を通して-

研究課題

研究課題/領域番号 12571023
研究機関国立歴史民俗博物館

研究代表者

新谷 尚紀  国立歴史民俗博物館, 民俗研究部, 教授 (80259986)

研究分担者 宮本 袈裟雄  武蔵大学, 人文学部, 教授 (40015889)
関沢 まゆみ  国立歴史民俗博物館, 民俗研究部, 助手 (00311134)
比嘉 政夫  国立歴史民俗博物館, 民俗研究部, 教授 (10045198)
キーワード民俗信仰 / 創唱宗教 / パルドン祭 / 教会 / プロセシオン / 聖なる泉水 / tantard / menhil
研究概要

今年度は、主にフランス、ブルターニュ地方のパルドン祭りに関する調査と情報収集を行った。主な調査地は次の13地区である。
Gouesec,Sainte-Anne-la-Palud,Querrien(Finistere),Calan,Tremargat,Saint-Jean-du-Doigt,Plouvien,Locronan,Le Folgoet,Querrien,Sainte-Anne-d'Auray,Pleyben、Gouesnou.
このうち、Gouesec(8/15),Querrien(Finistere)(8/20),Sainte-Anne-la-Palud(8/26〜29),Le Folgoet(9/2〜3)において、関係者へのインタビュー調査のほか、写真とビデオによる祭りの記録撮影を行うことができた。
民俗信仰と創唱宗教の習合という視点から、これら各地のパルドン祭りの特徴に注目すると、プロセシオンにおいて、教会の周りをまわるだけでなく、聖なる泉水をめぐるタイプ、'tantard'と呼ばれる聖なる火をたくタイプ、'menhil'と呼ばれる聖なる石をめぐるタイプ、聖なる領域の境界をめぐるタイプなどへの分類が可能との見通しがでてきた。
次年度は、このパルドン祭りの分類案をもとに、Saint-Jean-du-Doigtの火のパルドンとLocronanのトロメニーとの調査を集中的に行うこととし、パルドン祭りにみる民俗信仰と創唱宗教の習合についての研究を進める。また、それとともに、プロヴァンス地方、リムーザン地方、ピレネー地方の祭礼を中心とした民俗の情報収集も分担しながら実施していく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 新谷尚紀,関沢まゆみ: "民俗信仰と創唱宗教の習合に関する比較民俗学的研究-フランス、ブルターニュ地方のパルドン祭の調査分析を通して- 資料編1"(2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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