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2000 年度 実績報告書

前近代における日露交流資料の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12571028
研究機関東北大学

研究代表者

平川 新  東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (90142900)

研究分担者 塩谷 昌史  東北大学, 東北アジア研究センター, 助手 (70312684)
寺山 恭輔  東北大学, 東北アジア研究センター, 助教授 (00284563)
吉田 忠  東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (60004058)
キーワードレザノフ / 露米会社 / 漂流民 / ナジェージダ号 / レーベンシュテルン / ラトマーノフ
研究概要

1.本年度は2班に分かれてロシア調査を行った。
1班は、ペテルブルグの東洋学研究所、人類学民族学博物館、エルミタージュ博物館、海軍博物館、及びイルクーツクのイルクーツク市郷土博物館、同少数民族博物館等で資料の所在調査を行う一方、モスクワにおいて、ロシア科学アカデミー会員で露米会社研究の世界的権威であるニコライ・ヴォルヴォヴォティーノフ氏、外交史料館研究員複数及びノボシビルスクの歴史研究所研究員等から日露交流関係資料の所在等について聞き取り調査を行った。
2班は、モスクワのロシア国立図書館、軍事史文書館、ペテルブルグの海軍文書館、国民図書館、及びエストニアの国立文書館等に所蔵の資料調査を行った。
2.上記調査の結果、シェメリンの航海記、ナジェージダ号の関係資料、ラトマーノフの航海記、レーベンシュテルンの日記、及び「ロシアの東方進出家庭に関する文献」50冊のコピーを入手した。
3.外交史料館研究員からは、同氏所蔵の日露交流関係資料目録を入手すると共に、関係資料の収集を依頼した。またノボシビルスクの歴史研究所研究員2名にも、日露交流資料に関する資料収集を依頼した。さらにニコライ・ヴォルヴォヴォティーノフ氏から露米会社に関する英文新著3冊の恵贈を受け、現在翻訳中である。
4.6月20日に天理大学客員教授ボンダレンコ・ペトロヴィッチ氏を招聘して、「遣日使節レザノフの日本語辞典にみられる仙台弁」の講演会を開催した。
5.収集済みの資料については、現在鋭意、翻訳と分析を遂行中であり、まだ研究成果をまとめるまでには至っていない。来年度にはこれらの研究成果を発表する研究会を随時開催し、成果の取りまとめに着手する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 青山隆夫: "地誌としての旅行記-若宮丸とナジェージダ号の場合-"国際交流シンポジウム地誌としての旅行記. 16-22 (2000)

  • [文献書誌] 田中継根: "レザーノフの露日辞書・会話帳にみられる石巻方言"国際交流シンポジウム地誌としての旅行記. 33-39 (2000)

  • [文献書誌] F・ゾンダマン: "ヘルマン・フォン・レーベンシュテルンの日記における図版についてのメモ"国際交流シンポジウム地誌としての旅行記. 23-32 (2000)

  • [文献書誌] 田中継根: "レザーノフ『露日辞書・露日会話帳』(翻訳)"東北大学東北アジア研究センター. 70 (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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