平成13年度は、つぎのような研究活動を行なった。 (1)スロバキア全土にわたる、サンプル数1、000の「エスニック・アイデンティティ」と「ローカル・アイデンティティ」に関する意識調査。 (2)スロバキア東部の三つの町村における、ルシン人、ハンガリー人、ロマなどの民族マイノリティに対する「エスニックア・アイデンティティ」の世論調査(3地区、サンプル各200)とインテンシヴな聴き取り調査。 (3)ウクライナ共和国ウジホロド市とユーゴスラビアのヴォイヴォディナ州におけるスロバキア人マイノリティに対する「エスニック・アイデンティティ」の世論調査(300サンプル)聴き取り調査と世論調査。 (4)スロバキアの首府ブラティスラバにおける一般住民を対象にした「エスニック・アイデンティティ」に関する世論調査(300サンプル)。 (5)ルーマニア、ティミショアラ市周辺のコミュニティに住むスロバキア人マイノリティに対する聴き取り調査と次年度の世論調査のための予備調査。 今年度は総じて、現地におけるフィールドワークと調査会社や大学に依頼した意識調査と世論調査を中心に研究活動を進め、すでに回収されたデータについてはデータ処理と解析を始めている。
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