研究概要 |
研究代表者である阿部は,平成14年度は,4月に研究打ち合わせのためハワイ大学にメイソン教授とラクロイ教授を訪ね,そのときの議論をもとに,6月にタイのバンコクで世界人口学会において"Populationand Globlization"という共同論文を発表した。このとき,TDRIやタマサート大学に研究者を訪ね,意見交換,情報収集を行った。8月には北京大学での国際会議で「日本と東南アジアの現状」について報告,10月にはコロンビア大学で開催されたAsian Economic Panelの会議で,"Is China Fear Warranted?"という演題で日本や欧米の中国の関わりを報告した。また同月タマサート大学の招待講演でも,研究成果を"Economic Recovery and Refbrms"という論題で報告した。平成15年1月にはワシントンDCのジョンホプキンス大学で開催された国際会議で,もう一つの成果,"Changes of FDI Objectives of Japanese Firms in Asia : Comparison of China and other Asia"を発表した。このときのプラマー教授やナヤ教授との研究打ち合わせも有意義であった。また,共同研究者の高阪も多くの学会でグローバリゼーションに関わる報告をしてきており,特筆に値するのは10月にマレーシアで開催された東アジア経済学会で,"Monetary Transmissions Immediately after the Crisis in East Asia"を発表したことである。これまでの研究が様々な形で公表出来る形になってきていることに加え,着実に研究ネットワークが構築されてきている。
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