研究課題/領域番号 |
12572016
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
大津 定美 神戸大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (20081119)
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研究分担者 |
ANDREI Belov 福井県立大学, 経済学部, 助教授 (30305487)
藤本 和貴夫 大阪大学, 大学院・言語文化研究科, 教授 (70029734)
加藤 弘之 神戸大学, 経済学研究科, 教授 (70152741)
厳 善平 桃山学院大学, 経済学部, 教授 (00248056)
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キーワード | 北東アジア / ロシア極東 / 中国東北3省 / 国際労働移動 / マイグレーション / 国境貿易 / 担ぎ屋貿易 / 移行経済の労働市場 |
研究概要 |
1)研究・連絡会開催、計4回(5月、7月、12月、1月)、(1)当該テーマの海外での研究状況調査、(2)中露国境問題の専門家(岩下明裕山口県立大学教授)からの、最近の両国の外交関係とそれがマイグレーションに及ぼす影響について聞き取り調査、(3)西欧での中国人移民問題のコンファランス、とくにブダペストで5月に行われた研究集会に出席されたサベリエフ新潟大学助教授からの聞き取り、(4)9月現地調査のための計画・準備と日程・現地連絡・事前質問など、を行った。 2)9月の現地調査実施。9月2日から19日まで、大津・加藤・ベロフ(同氏は8月から)の3名が、モスクワ・サンクトペテルブルク・ブラゴベシチェンスク・ハバラフスクのロシアの4都市で、国際マイグレーション、とくにアジア系労働力のロシア及び旧ソ連国内での動向を、行政担当者(移民局・統計局など)からの聞き取りや専門研究者(レニングラード大学やロシア科学アカデミー「世界経済・国際関係」研究所や同「極東研究所」(両者ともモスクワ)との面会・討論などを通じで実施した。帰国後の研究連絡会で、成果を報告。さらに、報告書や論文で発表の予定(一部実施済)。 3)現地調査の途上、諸都市で現地の行政や統計機関から、相当量の最新のデータや貴重な資料を入手、帰国後その解析やデータの入力などを行った。 4)平成13年度の中国東北部(黒河市・ハルビンなど)での労働マイグレーションに関する現地調査の計画・問題整理などを行い、なお継続実施している。
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