研究課題/領域番号 |
12572022
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
永井 裕久 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (10266215)
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研究分担者 |
渡邊 寿美子 富士ゼロックス, 総合教育研究所, 研究員
金 顕哲 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (90288449)
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キーワード | コンピテンシーモデル / グローバルリーダーシップ / 営業職行動 / 国際商交渉行動 |
研究概要 |
今年度は、研究計画書に基づき、研究枠組みの構築に向けた研究交流および、資料収集活動を精力的に行った。国内においては、2000年7月〜10月にかけて月例の研究会を開催し、実務家を講師に招いて本研究テーマに関する各業界の動向と今後の課題を中心に議論を展開した。本研究会を通して、今後の研究の進め方に関する方向性および課題が明確にされた。 また、海外の動向に関する情報をヒアリングするため、来日中のオーストラリア国立メルボルン大学のDr.Ying Zhuを招き、多国籍企業を中心とした本研究テーマに関する理論的枠組みに関する情報提供を受けた。本ヒアリングを通して、新しい調査方法の示唆を受けるとともに、継続的な研究協力の基礎づくりにも貢献した。 さらに、各国の状況を把握するため、研究分担者が、海外でのヒアリング調査を実施した。具体的には、渡邊が国際コンピテンシー会議(2000年10月:ロンドン)、永井がアジア経営学会(2000年12月:シンガポール)、および金が、米国マーケティング学会(2000年2月)において情報収集および研究ネットワークの構築を積極的に果たした。そして、永井が先端経営学会において本研究成果の一部を報告することになっている(2001年3月:米国ネバダ州)。これらの海外研究活動により、最新の情報を効率的に入手することができ、今後の研究推進に向けた有益なデータベースの構築を果たすことができた。 以上のことから、本年度の目標であった研究枠組みの構築に向けた資料収集および、次年度以降の実証研究の実施に向けた各国研究者との研究交流が効果的に達成されたといえる。今後は、今年度の研究成果を土台として、より具体的な独自モデルの開発および、実証調査の実施に向けた体制づくりを推進していく予定である。
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