研究概要 |
1.事前調査・予備調査 事前調査として,2000年5月〜6月の期間,Cho Oo助教授による実地調査の結果を協議し,実態調査の候補地をおおよそ確定した。予備調査として,2000年6月22日〜7月2日の期間,研究者2人と同助教授により,生活・温熱・水環境に関する実態調査とアンケート調査を行う候補地(民族・集落・住宅)を実地調査し,調査対象を確定した。 2.本調査 1)調査対象集落・住宅と調査内容 (1)Padagyi村(ビルマ族):2住宅(実態),50住宅(アンケート),集落・住宅(水質) (2)Taposan村・Hpaya Thonezu村(モン族):各1住宅(実態),各50住宅(アンケート),集落・住宅(水質) (3)War Pyar村(シャン族):2住宅(実態),50住宅(アンケート),集落・住宅(水質) (4)Nampan村・Nampan Zeba村・Nampan Zegon村(インダー族):各1住宅(実態),Nampan Zeba村を除いた各50住宅(アンケート),インレー湖・集落・住宅(水質測定) (5)Nyaung Waung村・North Dagon地域(多民族混在):各50住宅(アンケート) (6)Lower Shandegi村・Talokkon村(ビルマ・モン族の混在):各50住宅(アンケート) (7)Hti Thein Ywe村(シャン族に属するパオ族):50住宅(アンケート) 2)調査内容・期間・人員 [雨季実態調査]:2000年8月19日〜30日の期間,研究者ら9人のチームで実施した。 [乾季実態調査]:2000年12月16日〜26日の期間,研究者ら8人のチームで実施した。 [アンケート調査]:2001年1月20日〜3月7日の期間,Cho Oo助教授ら7人のチームで実施した。 [暑季実態調査]:2001年3月28日〜4月9日の期間,研究者ら8人のチームで実施した。 3.展開調査 2001年10月25日〜11月3日の期間,研究者ら5人のチームで,これまでの調査分析結果の協議と補足調査を行うとともに,今後の研究の展開に向けて,さらに追加すべき調査地域として,ザガイン管区の集落・住宅とヤンゴン市の戸建て住宅・集合住宅を実地調査し,併せて,実物大の伝統的住宅モデルによる検証方法を現地で協議した。
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