遺伝子組み換え食品の安全性についてのSTS的・リスク論的研究

2000 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 12572037
• 研究機関: 神戸大学
• 研究代表者: 三浦 伸夫 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (20219588)
• 研究分担者: 平川 秀幸 京都女子大学, 現代社会学部, 講師 (50329934) ; 中島 秀人 東京工業大学, 社会理工学研究科, 助教授 (40217724) ; 塚原 東吾 神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (80266353) ; 山崎 康仕 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (00200668) ; 綾部 広則 東京大学, 大学院・総合文化学研究科, 助手 (80313211)
• キーワード: 遺伝子組み替え食品 / 科学技術社会(STS)論 / リスク論 / 安全学 / 科学論 / 先端社会論 / 科学の国際化 / 科学史・科学哲学

研究概要

本研究会では、以下のような研究計画を遂行した。
4月-7月研究計画の準備・研究体制の構築
6月大塚(広島経済大学)および林真理(工学院大学)を招請し、第一回の研究集会(神戸大学)
7月-(夏季)海外調査:中島韓国のGMOとSTS
綾部ヨーロッパにおけるGMO
塚原インドネシアなどアジアのGMOとSTS
この間、国内での資料収集・情報のサーヴェイなど、幅広い活動を展開。
10月-12月夏の調査の結果のまとめ。情報の整理。
平川を中心としたチームによる農水省関連の「コンセンサス会議」のモニターリング
12月GMOについての公開シンポジウムの開催と、研究集会(神戸大学)
1月欧文による中間報告書の作成(リスボンでの報告)
中島を中心とした韓国・ソウルでの「東アジアSTS会議」の開催構想の検討。
2月ポルトガル・リスボンにおけるGMOに関するEUベースのSTS会議に、本研究会から、三浦伸夫(神戸大学)を派遣。日本での研究活動の報告。
ヨーロッパでの研究活動について、ひろく世界的なネットワークを構築

研究成果

• [文献書誌] Hideyuki Hirakawa: "Malfunction of Democracy? : A Case Study on Democratization of Science and Technology in River Conservation Work"Joint Meeting of 4S & EASST 2000, Worlds in Transtion : Technoscience, Citizenship and Culture in the 21st Century, Vienna University, Austria.. No.1. 287-298 (2000)
• [文献書誌] Hideyuki Hirakawa: "A Provisional Report on the GM Crops Consensus Conference in Japan"The National Council for the Environment and Sustainable Development, Portugal, Lisbon. (forthcoming). 661-671 (2000)
• [文献書誌] Nobuo Miura: "Preliminary report of how Japanese STS group carry on the research on GMOs"Lisboa, GMO workshop by European STS group.. (forthcoming). 155-165 (2000)
• [文献書誌] Togo Tsukahara: "The Westernization of chemistry from different angles"Historia Scientiarum. Vol.9,No.3. 191-1214 (2000)
• [文献書誌] 塚原東吾: "日本の近代化と蘭学"化学. 2000-4. 33-38 (2000)
• [文献書誌] 平川秀幸: "『科学計量学の挑戦-コミュニケーションの自己組織化』(藤垣裕子,林隆之,富澤宏之他の共著)"玉川大学出版部. 367 (2000)
• [文献書誌] 綾部広則: "『科学論の現在』(金森修,中島秀人編著)、"けいそう書房(近刊). 520 (2001)