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2001 年度 実績報告書

アメリカにおける放射線ガン治療技術の開発と導入に関する歴史的・実証的研究:スタンフォード大学における産学協同をケーススタディとして

研究課題

研究課題/領域番号 12572038
研究機関上智大学

研究代表者

鬼頭 宏  上智大学, 経済学部, 教授 (50138377)

研究分担者 青木 研  上智大学, 経済学部, 講師 (70275014)
山中 浩司  大阪大学, 人間科学研究科, 助教授 (40230510)
キーワード科学史 / 放射線医学 / 産学協同 / 大学病院 / 医療用線形加速器 / 医学史
研究概要

本研究『アメリカにおける放射線ガン治療技術の開発と導入に関する歴史的・実証的研究:スタンフォード大学における産学協同をケーススタディとして』は、12・13年度の調査を順調に完了し、14年度に補足調査を継続して行なう予定である。
平成13年度の研究結果は次の通りである。13年度の夏、スタンフォード大学のSpecial Collection Archiveにおいて、Kaplan papers, Ginzton papers, Sterling papersの調査を継続し、またTim Lenoir, Christophe Lecuyerが共同でUC BerkelyのBancroft LibraryのVarian Associatesの資料調査を継続した。山中浩司は、平成14年3月にスタンフォードに来校し、資料調査に参加するとともに、Timothey Lenoir, Christophe Lecuyerおよび上山隆大と共同研究の打ち合わせを行った。13年度には、スタンフォード大学医学部において当該医療技術に関わった、医者と物理学者のインタビューを開始した、今年度は3人の研究者(Professors. Bagshaw, Kallman, Saul Rosenberg)のインタビューであったが、来年度はさらに多くのインタビューを行う予定である。
今年度の調査によって上記のアーカイブの調査の80%が終了した。あらたに着手し始めた調査は、1950年代から90年代までのスタンフォード大学のファイナンシャルレコードの調査である。スタンフォード大学の医学部と工学部のそれぞれの教授が、NSF、DOD、NIHなどからどれだけの研究資金を獲得していたのかを年度ごとに集計し、これによって、50年代後半からスタンフォード大学がどのように医学部の改革を行って、先進的な医療技術の集積地としてのスタンフォードを作り上げていったのかを検討した。この調査は14年度にも継続して行われる予定である。
また今年度から、上智大学において、鬼頭宏が中心となってこの研究に密接に関連する研究者を招聘し、専門知識の供与を受けるために、「医療・技術・社会」というセミナーを開催し始めた。今後これらの研究成果についての報告を行う。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 鬼頭 宏(共著): "病気と医療の歴史学"東京大学出版会. 300 (2001)

  • [文献書誌] 上山 隆大(共著): "身体医文化論-欲望と感覚"慶応大学出版会. 300 (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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