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2002 年度 実績報告書

旧南洋群島における沖縄県出身移民に関する歴史地理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12572039
研究機関琉球大学

研究代表者

石川 友紀  琉球大学, 法文学部, 教授 (10044843)

研究分担者 宮内 久光  琉球大学, 法文学部, 助教授 (90284942)
仲程 昌徳  琉球大学, 法文学部, 教授 (50044863)
島袋 伸三  琉球大学, 法文学部, 教授 (40044862)
キーワード南洋群島 / トラック支庁 / ヤルート支庁 / コロニア市街 / 南洋群島帰還者 / 沖縄県出身者
研究概要

今年度は、旧南洋群島トラック支庁およびヤルート支庁管内の島々を主な対象に、沖縄県出身者の歴史地理学的研究を行った。研究内容は、文献・資料の収集、現地調査、南洋群島帰還者への調査の3点である。
まず研究の基盤となる文献・資料として6月8〜17日に米国議会図書館での米国が戦後接収した南洋庁コレクションを閲覧、接写した。この資料群の中には駐在所日誌や商工会の記録など貴重なものが含まれていた。これらを分析することで当時の南洋群島での人々の生活の様子を再現することが可能になった。また、2月28日〜3月7日にはハワイ大学図書館における信託統治領アーカイブスを閲覧し、ガラパン、コロニア市街地の土地売買契約書類を複写した。
これにより、各市街地における沖縄出身移民がどの地域に多く居住していたのかが明らかになった。
トラック、ヤルート支庁の島々に関する現地調査は、9月4日〜27日に行った。現地では、日本人が経営していた農場跡や住居跡を巡検し、それらの遺跡を確認するとともに、現在の地形図上に位置を同定する作業を行った。また、日本統治下のコロニア町をよく知っている現地の人々から聞きとりを行ない、コロニア市街地の復元地図を完成させた。これにより、同町の都市・居住構造が明らかになった。
南洋群島帰還者に対する調査に関しては、本部町崎本部集落を対象に、帰還者から聞きとりを行なった。その結果、南洋群島への渡航のプロセス、渡航後のプロセスが明らかになった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 仲程 昌徳: "『南洋情報』とその時代"日本東洋文化論集. 第8号. 1-35 (2002)

  • [文献書誌] 仲程 昌徳: "南洋ノート-踊り"複数の沖縄. 161-168 (2003)

  • [文献書誌] 仲程 昌徳: "『小使』の位置-矢田弥八『群島(一幕三場)』の中の沖縄人-"複数の沖縄. 197-219 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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