研究課題/領域番号 |
12574005
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
土木環境システム
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
片山 浩之 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 講師 (00302779)
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研究分担者 |
大垣 眞一郎 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (20005549)
滝沢 智 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (10206914)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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キーワード | ハノイ / 地下水 / アンモニア / モノメチルアミン / ジメチルアミン / ヒ素 / 有機物 |
研究概要 |
ベトナムの首都ハノイ市の水供給において、水源として地下水が用いられているが、高濃度のアンモニアを含むことが問題視されていた。また、このような地下水汚染のメカニズムが不明であった。本研究では、モノメチルアミンとジメチルアミンを指標としてアンモニアの由来を調べた。2000年8月、2000年9月および2001年9月に水試料116検体を採取し、2001年9月に土壌のコアサンプル61検体を採取した。これらの試料を分析した結果、地下水中へのメチルアミン類の溶出は有機物の分解が関与していることが明らかとなった。地表水におけるものメチルアミンとジメチルアミンの比は、地下水に比べて高い値を示しており、地下水に高濃度で含まれるアンモニアは地表の水利用による汚染ではなく地質からの溶出によるものであることを明らかにした。 以上の結果から、モノメチルアミンとジメチルアミンが地下水の汚染の指標として有効であることが示された。
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