| 研究分担者 |
武村 雅之 鹿島建設, 小堀研究室, 次長
栗田 勝実 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助手 (90282871)
瀬尾 和大 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (30089825)
工藤 一嘉 東京大学, 地震研究所, 助教授 (50012935)
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| 研究概要 |
1999年トルコ・コジャエリ地震による震源域での強震動を評価することを目的として研究を行い,以下の成果を得た.
1)微動の移動観測
単点での3成分微動観測をアザパザリ市において実施し,微動スペクトルから地盤増幅特性についで検討を行った.
2)微動アレイ観測による地盤構造の推定
アザパザリ市における3地点において微動アレイ観測を行い,S波速度構造を推定した.推定したS波速度構造を用いて,地盤増幅特性の評価を行った.
3)新しい位相速度の逆解析手法の開発
微動や地震記録から得られる表面波の位相速度の逆解析に,大局的最適化手法である焼きなまし法を適用することを試みた.数値実験と実データへ適当した結果,従来の最小2乗法に比べて,より安定した逆解析結果が得られることがわかった.
4)中小地震の観測
アザパザリ市の4地点において2000年10月より中小地震を対象とした地震観測を開始した.観測点のひとつは強震記録が得られている岩盤上のサイトで,その他の3点は被害があった市内に位置している.観測は現在継続中であり,来年度データ回収を行う予定である.
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