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2003 年度 実績報告書

20年間における熱帯雨林の林分動態と気候変動に対する反応

研究課題

研究課題/領域番号 12575006
研究機関鹿児島大学

研究代表者

米田 健  鹿児島大学, 農学部, 教授 (40110796)

研究分担者 藤井 伸二  大阪市立自然史博物館, 学芸員 (40228945)
水永 博己  鹿児島大学, 農学部, 助教授 (20291552)
キーワードインドネシア / エルニーニョ / 気候変動 / 更新過程 / 人為撹乱 / 熱帯雨林 / 長期観測 / 林分動態
研究概要

現地調査:2003年度は5,月と12月に短期の現地調査を行った。本年度の現地調査の第1の目的は、森林内の土壌含水率の季節変動を把握することである。土壌含水率は自記記録型テンシオメータによる観測を本研究の開始時から継続してきたが、センサーの特性から1年間を通した観測がこれまでできていなかった。今回は、欠測期間の資料を得ることを目的とした。しかし、センサーの劣化が予想以上に大きく進行しており、2回にわたり現地での調整にもかかわらず精度高い資料を得ることができなかった。そこで、最寄の降雨観測点での資料を採集し、これまでのテンシオメータによる含水率と降雨量との相関性に基づいて、欠測期間の土壌含水率を推定することにした。
第2の目的は、重点調査区での森林調査である。西スマトラ州内のウルガド地区、アイルシラ地区、リマウマニス地区の3つの継続森林調査区において、それぞれ毎木調査を実施することができた。ウルガド地区は調査区設置後の22年目にあたり17回目、アイルシラ地区では23年目で16回目、リマウマニス地区は二次林を対象としており9年目で8回目の調査であった。これか長期で高頻度の観測資料に基づき、雨林の動態システムを最終報告書で報告すべく解析している。
現地研究協力者との打合せ:気候変動が林木の生理特性に及ぼす影響を、植物季節学的手法を用いて現地研究者が分担している。それらの解析法と補足的観測について研究打合せを行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Chairul, T.Yoneda: "Comparative study on decomposition of leaf litter between a warm-temperate evergreen oak forest and a tropical rain forest."TROPIS. 11. 59-68 (2002)

  • [文献書誌] T.Yoneda: "Mathematical simulation of carbon fluxes in a forest ecosystem - with special refererence to gap-phase dynamics-"Proceedings of International Symposium for "Global environment and forest management". 29-34 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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