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2000 年度 実績報告書

ミャンマーにおける在来家畜と近縁野生種の遺伝資源学的調査と保全施策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12575026
研究機関鹿児島大学

研究代表者

前田 芳實  鹿児島大学, 農学部, 教授 (50041661)

研究分担者 岡林 寿人  麻布大学, 獣医学部, 助教授 (60130887)
天野 卓  東京農業大学, 農学部, 教授 (90078147)
山本 義雄  広島大学, 生物生産学部, 教授 (10032103)
山縣 高宏  名古屋大学, 生命農学研究科, 助手 (50242847)
角田 健司  昭和大学, 医学部, 助教授 (40095906)
キーワードミャンマー / 在来家畜 / 遺伝資源
研究概要

2000年12月16日より2001年1月10日まで、ミャンマー国において、在来家畜ならびに野生の家畜近縁種についての学術調査を行った。カウンターパートのMyanmar Livestock Breeding and Veterinary Departmentを訪問し、共同研究の実施体制についての打合せを行い、在来家畜、近縁野生種ならびに野生小動物種の調査方法や試料採取法についての検討を行った。2000年度の調査地域として、バガン、マグウェ、パコク、マンダレー、タウンジー、シットウェイ、チャイトン、バゴー、カヤンを対照として、ニワトリ(野鶏)、アヒル、在来牛(シャン牛、スイニー、ピャゼイン)、ガヤール(近縁野生牛)、水牛、山羊、緬羊および馬について外部遺伝形質の記載、血液採取、DNAの抽出を行った。ニワトリでは在来種が極めて少なく、殆どが外国より輸入された改良種との交雑であった。乳牛以外のウシならびに水牛は全て役用として利用され、肉用への利用は見られなかった。ミャンマーの家畜集団はアラカン山脈を境に品種が異なっていた。アラカン山脈の西側はバングラデシュの集団に近い傾向を示し、ミャンマーの家畜集団は地理的障壁により分断されていることが示唆された。
今回の学術調査では、メンバー全員による学術セミナーを実施し、現地の研究者との研究交流が深められた。また、前田及び山本はミャンマー獣医畜産学会大会にて、家畜の改良ならびに遺伝資源に関しての特別講演を行った。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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