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2000 年度 実績報告書

危険度レベル3に属する炭疽・ブルセラ症の診断および予防法に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12575029
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

牧野 壮一  帯広畜産大学, 畜産学部, 助教授 (30181621)

研究分担者 倉園 久生  岡山大学, 医学部, 教授 (90186487)
度会 雅久  帯広畜産大学, 畜産学部, 助手 (40312441)
白幡 敏一  帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (90003110)
キーワード炭疽 / ブルセラ / 診断 / 予防
研究概要

1.炭疽菌の迅速検出法の確立:炭疽菌のヒトや動物への感染源は大気、肉類、土壌である。細菌感染症のうち、最も急性経過をとり宿主を死に至らしめる伝染病であるために迅速な診断法が必要である。今年度PCRを用いらた迅速検出法を確立した。しかし、大気及び肉からは僅かの混入炭疽菌の分離は出来たが、土壌から困難であった。我国では炭疽の発生が無いことから、今年度は共同研究国モンゴルでの炭疽の発生実態を現地で調べ、炭疽の検出方法の実際への応用について検討をした。
2.炭疽菌のワクチン開発の試み:炭疽菌の現行のワクチンは弱毒生ワクチンもしくはその死菌ワクチンであり、それぞれ動物および人に使用されている。しかし、防御効果が出るまでに時間がかかり副作用も強い。さらには一部の動物には毒力を保有している。そこで、安全で有効な防御抗原を用いた成分ワクチンの開発を企画した。実際には防御抗原の遺伝子を高発現系を用い、発現する結果を得た。大量発現可能かについて今後検討する。
3.ブルセラの早期診断法の確立:ブルセラの診断は通常Widal反応により行われるが、Yersinia pseudotuberculosisの血清型9との交叉反応が強く、陽性でも確定診断には至らない。そこで、モノクローナル抗体による検出系およびPCR法による特異的診断技術を確立する。今年度は、ブルセラ症発症家畜の血清を用いて、現地でワクチン接種家畜血清との反応性の差を確認した。さらに、現在ブルセラ特異的外膜蛋白を遺伝学的に単離した。ブルセラ特異的かが今後の課題である。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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