研究概要 |
アジア大陸、ヨーロッパ大陸、アフリカ大陸、南アメリカ大陸、そしてオーストラリア大陸に生息するヘビ毒中の神経毒成分を単離し、その性質を明らかにした。研究目的を遂行するための研究材料を確保した。ヘビ毒からタンパク質の単離は、C型レクチン様タンパク質(血栓毒、抗血栓毒、抗血小板タンパク)と、新規神経毒タンパク質を単離した。生理的に必要だと判断したタンパク質は毒腺よりRT-PRCまたはcDNAライブラリーを作成し、そのタンパク質の全アミノ酸配列を決定した。昨年度に引き続き、下記のヘビの毒腺と粗毒の入手を試み、C型レクチン様タンパク質(血栓毒、抗血栓毒、抗血小板タンパク)と、新規神経毒タンパク質の単離を試みた。 特に生理的に必要だと判断したタンパク質は毒腺よりRT-PCRまたはcDNAライブラリーを作成し、そのタンパク質の全アミノ酸配列を決定した。 アフリカ南部に生息するドクハキコブラHemachatus haemachatus,北アメリカに生息するガラガラヘビCrotalus atrox,ヌママムシAdkistrodon piscivorus,東南アジアに生息するキングコブラOphiophagus hannahとタイコブラNaja kaouthia、日本のマムシAdkistrodon blomhoffi、沖縄のエラブウミヘビLaticauda semifasciata、オーストラリア大陸のPseudechis australis、ロシアに生息するEchis multisquamatus、以上の9種のヘビ毒腺あるいは粗毒を輸入業者を介して、入手した。
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