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2001 年度 実績報告書

極限高地生息動物の生理特性

研究課題

研究課題/領域番号 12576001
研究機関信州大学

研究代表者

酒井 秋男  信州大学, 医学部, 助教授 (70020758)

研究分担者 松崎 哲也  実験動物中央研究所, 室長 (30167647)
斉藤 宗雄  実験動物中央研究所, 室長 (50167417)
松本 孝明  愛知医科大学, 助教授 (60199875)
石崎 武志  福井医科大学, 看護学科, 教授 (80151364)
小泉 知展  信州大学, 医学部・附属病院, 講師 (20273097)
キーワードチベットヒツジ / 高地順応特性 / 右心室肥大 / 肺高血圧
研究概要

2001年7月30日から8月19日までの延べ21日間にわたって、中国青海省において調査を実施した。今回は研究成果の効率化を計るために、研究班をAとBの2班に分けた。即ち、A班は松本、斉藤、松崎が担当し海抜3、750m地点でナキウサギの体温の日内リズムの計測に専念した。B班は酒井、石崎、小泉が担当し、青海省の高原医学研究所が所有する大型人工気象室を用いて、チベットヒツジ(7頭)、ブタ(5頭)、ヤク(2頭)について海抜0m, 2300m, 4500mの各海抜高度に暴露した時の肺循環動態の変化にについて測定しただらに、これらの動物こついてNO阻害剤の効果についても検討した主な測定項目は体血圧、肺動脈圧、ヘマトクリット、心室重量、血液ガス分析であった。その結果、チベットヒツジはブタと比較して、ヘマトクリット、酸素消費量、右心室肥大、肺高血圧などが有意に低いことが明らかとなった。この結果は、完全高地適応動物と考えられるナキウサギの結果とも一致する。また、ナキウサギの体温の日内リズムについてはテレメター法で長期間観察することが腰なため完全なデータはまだ少ない。しかし、今までの記録からナキウサギの体温の日内リズムは他の搬動物と比較してリズムが微弱であることが推測された。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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