研究課題/領域番号 |
12576030
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
藤本 善徳 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (50173472)
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研究分担者 |
原 典行 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (90240754)
伊藤 美千穂 京都大学, 大学院・薬学研究科, 助手 (30283592)
高石 喜久 徳島大学, 薬学部, 教授 (60035558)
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キーワード | 薬用植物 / コロンビア / 生物活性 / Aplum ternata / Erynglum foetidum / Maytenus krukovit / Anacrdium giganteum / Spondias purpurea |
研究概要 |
平成12年夏(8月6日〜8月25日)に目的地のコロンビア首都ボゴタに訪問滞在し、共同研究者と綿密な打ち合わせを行い、現地の大学での必要な手続き等を済ませた。 本年度は、現地でどのような薬用植物が出回っているかについての情報収集ならびに共同研究者の収集してくれた薬用植物に関する情報について整理し、3年間の研究期間に薬学的、化学的検討をすべき植物についてのリストアップを行った。これらについては順次コロンビア側共同研究者が入手する体制を整えた。 現地で、ボゴタ北部および西部郊外2箇所に植物採集に出かけた。特に、本年度は薬用植物とされているセリ科、ニシキギ科、ウルシ科植物を中心に検討を開始し、入手した植物の活性試験、および成分検討を実施した。 Apium ternata(セリ科)より5種のacetylene誘導体、2種の新規化合物を含む12種のcoumarin誘導体を単離構造決定した。Eryngium foetidum(セリ科)よりポリプレノールおよび2-ジヒドロポリプレノールを単離した。Maytenus krukovit(ニシキギ科)の成分としてebenifoline E-II、mayteine、3-oxoolean-12-ene-20一carboxylic acidは得た。また、Brine Shrimp Bioassayにおいて、 Anacrdium giganteumおよびSpondias purpurea(いずれもウルシ科)種子抽出物に強い活性があることを見いだした。
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