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2000 年度 実績報告書

12世紀論理学に関するデータ・ベースの構築

研究課題

研究課題/領域番号 12610008
研究機関福井県立大学

研究代表者

岩熊 幸男  福井県立大学, 経済学部, 教授 (10135600)

キーワード12世紀ルネッサンス / 論理学 / ラテン語写本データベース
研究概要

1)本研究の目的であるデータベースについては、申請時にすでにFileMaker Pro 3上で大まかなものは作成済みであったが、本年度はそれに様々な情報を折々に追加した。
2)Power Macintosh G3を購入した。当初予定していた福井県立大学所蔵の既存のマシンでは、WWWサーバ機能のあるFileMaker Pro 5 Unlimitedが動かないためである。
3)FileMaker Pro 5 Unlimited自体については、本年度は試用版を用いるに留まった。製品版については、来年度初頭に入荷する予定である。
4)2000年5月にアヴィニオンで開催された第13回中世論理学・意味論ヨーロッパ・シンポジウムに出席して、"William of Champeaux on Aristotle's Categories"というタイトルで発表を行うとともに、出席者たちと情報交換を行った。
5)上記4)の期間中に、ミラノのBasilica del Sant'Ambrogio図書館所蔵の写本M2を調査した。同写本はごく最近発見されたコンピエーニュのロスケリヌスに帰される「範疇論」注解を含み、また同図書館は週に木曜日2時間しか開館しない。
6)2000年度夏に予定していたヨーロッパ各国図書館への調査旅行は、体調不順のため中止せざろうえなかった。
7)未入手のラテン語写本目録類を収集調査した。(入手にあたっては、科研費のみならず本学の研究費も充当した。なかでも、本学のカレル・フィアラ教授の助力により、これまでほとんど知るのが難しかったチェコ国内のラテン語写本目録を入手すると同時に、同国の現在進行中の調査状況について知るを得た。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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