基本文献によるデータベース及び国内外の文献の所在、研究者の所在、連絡先等検索することが可能となり、研究の基盤が構築され始めている。 1 トマスからデカルトへの研究の推移を探求したが、トマス自身の中における問題の複雑さに気づき、同時に、デカルトとの対比の困難に気付いた。 2 トマス・アクィナスにおける認識と意志(知と愛)との共通基盤に関する論文を一編準備中である。 3 能動知性に関する問題に関しては、アヴィチェンナによる西欧中世世界への移入をも考慮しつつ、デカルトへ至るまでの研究はさらに必要とされよう。
|