研究課題/領域番号 |
12610050
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
太田 義器 摂南大学, 国際言語文化学部, 講師 (10277858)
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研究分担者 |
吉田 容子 奈良女子大学, 文学部, 助教授 (70265198)
佐藤 正志 摂南大学, 経営情報学部, 助教授 (50231345)
石崎 嘉彦 摂南大学, 国際言語文化学部, 教授 (80232289)
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研究期間 (年度) |
2000 – 2002
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キーワード | 社会変動 / エートス / 正義 / 近代 / 市民社会 / 正戦論 / 戦争と平和 / ヘーゲル / ヴェーバー / Confucian Ethics |
研究概要 |
本研究は、社会変動とエートスの相関関係を明らかにすることを目的にしていた。このために本研究は、歴史的手法と学際的研究を総合するというアプローチを用いた。このために、研究それぞれを別々に見るならば、われわれは異なる見解をもつようになったように見える。だが、むしろわれわれのあいだには一つの共通了解が生まれたのであり、その共通了解の概要を述べるならば、それは以下の通りである。 原理的には、次の時代の支配的なエートスになる新しいエートスは、社会の変動のなかから言わば自生的に生まれてくるが、その一方で、そうした新しいエートスが定着する上では、ある段階での、人為的な、あるいは主体的な動きが不可欠であること、また現象面では、エートスの変化は社会変動に応じて多様な現れ方をするが、いつの時代にも、その時代の正義観においてそれは凝縮的に表現されること、以上である。
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