• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

ジャポニスムと伊藤道郎の出会いー1915〜18年の東西共同舞台制作

研究課題

研究課題/領域番号 12610060
研究機関東京音楽大学

研究代表者

武石 みどり  東京音楽大学, 音楽学部, 専任講師 (70192630)

キーワードジャポニスム / 伊藤道郎 / グスタフ・ホルスト / チャールズ・リケッツ / エドモンド・デュラック / ウィリアム.B.イエーツ / 鷹の井戸
研究概要

研究計画に従い、本年度は次のような研究を実施し成果を得た。
1.作曲家、グスタフ・ホルスト関係資料:7月にイギリスで関係楽譜資料を実際に閲覧するとともに、ホルスト財団の研究者ロザムンド・ストロードとこれまでの研究経過と知見について意見・情報を交換した。
2.舞踊家、伊藤道郎関係資料:テキサス大学図書館に現存する伊藤道郎からオットリーン・モレル夫人宛の手紙4通のコピーを入手し、1914〜1916年の伊藤の活動状況を確認することができた。手紙の筆跡から、上記ホルスト財団に現存するホルストのメモ帳の一部の筆跡が、伊藤自身の筆跡であることが照合できた。
3.舞台美術家、チャールズ・リケッツ関係資料:7月にブリティッシュ・ライブラリーとロンドン演劇博物館で調査を行い、リケッツの日記、および関連書簡資料を閲覧した。リケッツと伊藤の出会いの時期、リケッツが日本滞在中のオズワルド・シッカートから能・歌舞伎・文楽について情報を得た時期とその内容について確認することができた。また、日本で入手できなかったリケッツ関連文献を閲覧することができた。
4.美術家、エドモント・デュラック関係:テキサス大学図書館に現存するデュラックの手書き資料のうち、能に関係するもののコピーを入手し、内容を検討した。7月にイギリスを訪問した際、デュラックの唯一の研究者であるコリン・ホワイトと会うことができ、これまでの研究経過と知見について意見・情報を交換した。
5.その他、ロンドンで伊藤道郎が直接交流したと思われる舞踊家マーガレット・モリス、画家藤田嗣治の関係資料を収集し、補助的な情報を得ることができた。
以上の内容をまとめ、紀要論文として発表した。今後は、さらに「鷹の井戸」の再演についての情報収集を加え、全体を英文論文としてまとめる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 武石みどり: "伊藤道郎の日本的舞踊"東京音楽大学研究紀要. 24. 35-60 (2000)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi