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2000 年度 実績報告書

不登校生徒における「体験学習」とその評価法についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 12610131
研究機関高知大学

研究代表者

齊藤 洋子 (丹羽 洋子)  高知大学, 教育学部, 助教授 (60235083)

キーワード不登校 / 体験学習 / 自己評価 / 学習過程 / 教育評価 / コンピテンス / 主体性 / 自我関与
研究概要

不登校生徒の「生活体験」学習による白己評価尺度の構成を行った。
ふれんどシツプ事業の一環として,不登校生徒を対象として室戸市で実施された2泊3日の"マグロ漁船体験"において,さまざまな体験活動を準備した。(eX.仲間づくり,レクリいエーション,調理実習,フイッシング,星の観察,海図の見方,定置あみ).次これらの体験を通していかなる「気づき」が経験されたか,"自己主体的に学ぶ学習過程の評価"の視点から自由記述形式・質問紙法などによってデータを収集した。例えば,
1,自ら学べているか(1)体験学習での自己主体性の評価(ex.今何を(学習)しており,それがどう進むのかがわかる)(2)学習集団への所属感の評価(ex,グループでフォロワーと感じていないか)
2,コンピテンスが育ったか(1)他者承認の感覚の評価(ex.仲間とそれぞれの学びのプロセスを認め合えたか)(2)自己責任性の評価(ex.白分がいちばん苦労したものは何か)(3)進歩の意識の評価(ex.知りたいと思ったことがわかったか)
3,白我関与を持てたか(1)自我関与の評価(ex.学習が自分白身の生活のためになると感じられたか)
4,その他
あわせて,妥当性の検討のため,体験学習中の不登校生徒の,情緒安定性・ストレス・動機づけ(課題への関心/仲間への関心)などについても調査し,不登校生徒の体験学習による気づきの特徴と,その効果について明らかにされた.

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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