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2001 年度 研究成果報告書概要

母性感情が子どもを持つ若い女性乳癌患者の再発と死の不安克服に及ぼす効果に関する研究―書記的方法を中心とした総合的研究法の検討―

研究課題

研究課題/領域番号 12610145
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関文京学院大学

研究代表者

浜 治世子  文京女子大学, 人間学部, 教授 (60066107)

研究期間 (年度) 2000 – 2001
キーワード乳癌患者 / 癌の克服 / 手記 / ロールシャッハ・テスト / 母性患者 / 母性愛 / 癌の再発 / 死の不安
研究概要

アメリカにおける癌患者を対象としたストレス克服の研究では,癌の克服がうまくいくかどうかは,人種,性別,職業,収入,学歴などとは殆ど関係がなく,年齢が最も重要な要因であることが指摘されている。筆者のこれまでの研究では,年齢の若い女性,とくに小さい子どもを持った母親がワトソンらのいう癌克服のひとつの様式であるfighting spiritを用いて前向きに生きていくことが見い出された。その要因は母性感情であることが予測される。そこで本研究では,(1)小さい子どもを持つ乳癌患者(母親)20名(32歳〜45歳),(2)子どもが成人した乳癌患者15名(70歳以上),(3)子どものいない結婚した女性(5名),(4)独身女性(5名)の4群を対象としたが,結果の分析には主として(1)群と(2)群を用いた。方法は,まず個別法でロールシャッハ・テストを施行した。その直後にカウンセリングを行った。被験者には,癌の告知後,入院,手術,退院,退院後の生活における自分の心境を自由に手記の形でまとめてもらうように依頼した(2000字以内)。手記を持参した日に,ロールシャッハ・テストの結果を説明した。手記は全被験者から回収できた。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 浜 治世(子): "母性感情が子どもを持つ若い女性癌患者の再発と死の不安克服に及ぼす効果に関する研究"文京女子大学研究紀要. 2(1). 101-125 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 浜 治世(子): "感情心理学への招待"サイエンス社. 285 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Hama, H.: "research on the effects of overcoming anxiety about death or recurrrence of cacer through maternal love in young mothers with cansser."Journal of Bunkyo Women's University. 2. 101-125 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Hama, H.: "Introduction to Psychology on Emotions"SAIENSU-SHA Co.,Ltd. Publishers. 285 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2003-09-17  

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