1 2001年8月にカリフォルニア州アナハイム市にて (1)アメリカ社会学会年次大会においてSection of Under graduate Education(以下SUE)を中心に、教育に関する研究発表の部会に出席し資料収集を行った。 (2)UE設立にかかわったTheodore C. Wagenaarにインタビューを行った。 2 2002年3月にアメリカ合衆国にて (1)California State University-SacramentoにてDean S. Dorn教授にインタビューを行った。彼はSUEプロジェクトにおいて実際の指導にあたっていた。 (2)California State University-Dominiguez HillsにてJeanne Curran教授およびSusan Fellows助教授にインタビューを行った。両氏は当時Hans Maulschの指導のもと、SSRC(Social Science Reserach Center)の運営にあたっていた。 (3)California State University-NothridgeにてRoberta K. Mauksch教授にインタビューを行った。Robertaは、Hansの未亡人である。本プロジェクトのスタート時点からHansをサポートしてきた。 3 明らかになったこと (1)Hansの個人的なイメージをよりはっきりと把握できるようになった。とくに彼のオーストリア(ウィーン)における生活歴から、彼の恵まれない人々に対する同情の念や人生を変更可能なものと考える信念がSUEプロジェクトを支えていた。 (2)Hansは多数の労働者階級やマイノリティの子女、社会人、および女性が大学で学ぶカリフォルニアで教育を自己の使命と考え実践していた研究者集団を直接支援していた。
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