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2001 年度 実績報告書

社会福祉専門職の実践と意識に関する調査

研究課題

研究課題/領域番号 12610184
研究機関大阪市立大学

研究代表者

秋山 智久  大阪市立大学, 大学院・生活科学研究科, 教授 (00082438)

研究分担者 笠原 幸子  四天王寺国際仏教大学, 短期大学部, 助教授 (50342192)
岩間 伸之  大阪市立大学, 大学院・生活科学研究科, 講師 (00285298)
山縣 文治  大阪市立大学, 大学院・生活科学研究科, 助教授 (10159204)
岡田 忠克  流通科学大学, サービス産業学部, 助手 (80341014)
キーワード社会福祉専門職 / 専門職性 / 尺度作成 / 天職という意識 / 効果的な援助
研究概要

我々の研究は、専門職の確立度を測定する客観的尺度の構成を以下のような試みた。
第一次調査及び第二次調査の結果、固有値1以上の条件で因子抽出を行ったところ18因子が抽出され、累積寄与率は66.2%であった。Kaiser-Meyer-Olkinの標本妥当性の測度検定では、0.813であり十分受容できる。第1因子は、34の変数から構成されており、内部一貫性を示す尺度であるクロンバッファα係数は、0.91を算出し信頼性の高い尺度であると判断した。第1因子は「天職という意識」と命名した。前年度の研究業績報告書では、第1因子は28の変数から構成されていると報告したが、再度分析した結果、上記のような結果が導かれた。本年度は、今回構成した専門職性尺度の妥当性の検定を社会福祉の従事者(ソーシャルワーカーおよびケアワーカー)を対象として、第三次調査(全国調査)を実施した。34変数に対して、「社会福祉の専門職としての私は、どの程度、どのように認識しているか」について、第二次調査と同様に5段階のリッカートスケールを用いて解答してもらった。第三次調査の結果は、固有値1以上の条件で因子抽出を行ったところ6因子が抽出され、累積寄与率は50.129%であった。Kaiser-Meyer-Olkinの標本妥当性の測度検定では、0.905であり十分受容できる。第1因子は、24の変数から構成されており、内部一貫性を示す尺度であるクロンバッファα係数は、0.90を算出し信頼性の高い尺度であると判断した。第1因子は「効果的な援助」と命名した。その他、第三次調査では、これまでの継続研究である社会福祉の従事者の意識調査と共に、仕事に対する満足度も調査した。現在、第三次調査報告書作成中である。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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