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2002 年度 研究成果報告書概要

社会福祉専門職の実践と意識に関する調査

研究課題

研究課題/領域番号 12610184
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関第一福祉大学 (2002)
大阪市立大学 (2000-2001)

研究代表者

秋山 智久  第一福祉大学, 人間社会福祉学部, 教授 (00082438)

研究分担者 笠原 幸子  四天王寺国際仏教大学, 短期大学部, 助教授 (50342192)
研究期間 (年度) 2000 – 2002
キーワード社会福祉士 / 介護福祉士 / 精神保健福祉士 / 専門職性 / 自己実現 / 専門職団体の将来展望 / 職業倫理 / 仕事の満足度
研究概要

研究の最終年度では、調査プロジェクトチームのメンバーによって、第二次調査における報告書(『社会福祉専門職の実践と意識に関する調査〜専門職性とは何か〜』)を執筆した。報告書の内容は、これまでの継続研究である社会福祉の従事者の実践に対する意識に加えて、専門職性、仕事に対する満足度等について記述している。ここでは、主として社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士の資格取得者を独立変数とし、各質問項目を従属変数としたクロス表を作成し、三資格を比較検討することによって、実践に対する意識の異同を明らかにした。例えば、三資格ともに専門職性に対する意識は高いと考えられる。それは、彼・彼女らが仕事に対して、「誇り」や「自信」を持っていると考えられるからである。専門職団体に対する意識もかなり高く、三資格ともに、それぞれの専門職団体の会員になって、専門職としての実践力を強化したり、専門職としての信念を強化していると考えられる。また、専門職としての意識の高まりの中に、仕事を通して自分自身も成長しているといった、金銭的報酬以外の満足感も存在していることが明確になった。仕事は、個人の所得保障であるとともに、自己実現の場であることが明らかになった。社会福祉士と精神保健福祉士の意識傾向は近似していた。また、「社会福祉士法及び介護福祉士法」が施行されて以来、社会福祉の現場や研究において、資格を巡って、その内容や定着に関して解決されていない問題が明確になったとともに、今後の課題も明らかになった。例えば、日本医療社会事業協会、日本ソーシャルワーカー協会、日本精神保健福祉士協会、日本社会福祉士会、日本介護福祉士会の将来展望と職業倫理への関心の高まりが再確認された。詳細については、同報告書を参照していただくとともに、現時点においては、平成12年度より毎年、日本社会福祉学会、日本介護福祉学会、日本ケアマネジメント学会等で口頭発表してきたので、各学会大会の要旨集を見ていただきたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 秋山智久他: "社会福祉専門職の実践と意識に関する調査〜専門職性とは何か〜"258 (2003)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Tomohisa AKIYAMA: "Theory of Social Work Practice, 3^<rd> ed"Minerva Publishing Company. 400 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2004-04-14  

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