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2001 年度 実績報告書

発展途上国の社会開発に関する開発社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12610194
研究機関流通経済大学

研究代表者

恩田 守雄  流通経済大学, 社会学部, 教授 (00254897)

キーワード社会開発 / 開発社会学
研究概要

1.社会学による社会開発の理論化
本研究が目指す「開発社会学」(Development Sociology)は、医療や保健・衛生などの生活基盤整備のハード面、伝統的な共同体から近代的なコミュニティに変えるコミュニティ開発のソフト面、一人ひとりの潜在的な諸能力を伸ばす人間開発のヒューマン面から社会開発を捉え、これを社会学から体系づけるものである。
2.発展途上国と日本の社会開発の事例研究
社会開発は固有の社会を認めそれを活かすことで、より豊かな生活を目指す。発展途上国では、社会開発が経済発展の前提条件として重要な意味をもつが、本研究は社会開発それ自体の重要性を指摘し、開発理論の新しい知見を提供している。途上国では経済開発だけでなく、社会開発の視点から捉えた地域住民にとって望ましい「内発(自律)的発展」が求められている。それは単に伝統的な社会を近代化することではなく、自生的な社会構造を活かした発展である。日本の社会開発でも、固有の資源を活かした取り組みが各地で見られる。
3.研究成果としての『開発社会学』(ミネルヴァ書房、平成13年)の出版
本研究を取り入れた著書として、『開発社会学』を出版した。その目次は第1章「開発社会学とは何か」、第2章「社会開発の歴史と社会開発論の系譜」、第3章「開発社会学の理論」、第4章「応用開発社会学」、第5章「発展途上国の社会開発」、第6章「日本の社会開発」、第7章「国際協力と『地球市民社会』の実現」である。特に、本研究の成果は第1章、第3章での社会学による社会開発の理論化、また第5章、第6章での発展途上国と日本の社会開発の事例研究に示されている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 恩田守雄: "開発社会学"ミネルヴァ書房. 456 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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