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2003 年度 実績報告書

コミュニティ防災シナリオ作成の研究実践〜街区単位・簡易型GISの手法検討

研究課題

研究課題/領域番号 12610200
研究機関専修大学

研究代表者

大矢根 淳  専修大学, 文学部, 助教授 (80281319)

キーワード災害社会学 / 研究実践 / 防災まちづくり / コミュニティ / 生活再建 / 防災訓練 / シナリオ / 図上演習
研究概要

本研究は、以下の三領域(文献研究・現地調査・研究実践)について検討を加えた。
【文献研究】:社会学的災害研究において「長期的時間軸を設定して被災者の生活再建・被災地・被災社会の変容過程を具に記録し続ける」スタンスが必要であることを、先行業績を詳細にレビューする中から検討した。
【現地調査】:古今内外の被災地のその後(数年から数十年を経た各被災地)を踏査・聞き書きする活動を蓄積して、我々調査者の眼前にひろがる状況を分節化して精査する中で、時代や国まで異なるとも、アナロジーとして把握可能な事象が多々把握された。
具体的に赴いた現地としては、以下の通り(●印が今年度の踏査地区)。
国内:雲仙普賢岳噴火災害の直接被災地・上木場
阪神淡路大震災・西宮北口駅北東地区、神戸市長田区御蔵地区●(ただし、大学の個人研究費にて)
北海道南西沖地震・青苗地区
川辺川ダム建設予定=水没地区(五木村)
不知火高潮災害被災地
三陸地震津波被災地・宮古市
桜島噴火災害の集団移転地区
国外:ニュージーランド・ダニーデン、地滑り災害●
カナダ・ハリファックス、港湾爆発災害
タイ・国際河川メコン川の流域開発●
ニューヨーク・マンハッタン再開発
中国・北京、胡同・四合院の再開発●(ただし、大学の個人研究費にて)
【研究実践】:防災まちづくりに取り組む国内の諸地域にボランタリーに関わり、また、防災行政の現場にオブザーバー的に関わって、本研究の成果を還元してきた。研究実践の現場は以下の通り。
・神戸市長田区御蔵地区、まちコミュニケーションの防災まちづくり活動
・東京災害ボランティアネットワークの防災まちづくり活動
・文部科学省原子力防災訓練の評価委員

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 大矢根 淳: "長期綜合調査再考 -被災地研究として沖縄県座間味島で踏査・聞き書きをはじめて"専修人文論集. 74. 141-166 (2004)

  • [文献書誌] 大矢根 淳: "'04元宵節・北京「胡同・四合院」踏査報告II"専修社会学. 16. 150-159 (2004)

  • [文献書誌] 大矢根 淳: "Calamity(惨禍)へのまなざし-雲仙普賢岳噴火災害をめぐる社会の知見"現文研. 80. 69-80 (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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