研究課題/領域番号 |
12610230
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
町井 輝久 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (60091500)
|
研究分担者 |
小出 達夫 , 名誉教授 (70001823)
横井 敏郎 北海道大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (40250401)
亀野 淳 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 助教授 (50333646)
|
キーワード | 高校-地域連携 / 高校-大学パートナーシップ / 専門高校特別選抜 / 総合学科 / スクール トゥ キャリア / 中高一貫教育 / PASS / 高校出前講義 |
研究概要 |
(1)平成12年度から開始された本科学研究の最終年として、これまでアメリカ・日本で行って来た高校-地域連携についての資料の整理・分析を行うとともに、地域連携の一分野である、高校-大学の接続連携についての調査を国内において実施した。 (2)北海道、新潟県、岐阜県、東京都等で、高校-大学連携に関する調査を実施した。高校と大学の連携はわが国でも、大学から高校に対する学校紹介活動、オープンユニバーシティ、高校への出前講義、大学の正規の授業の受講、大学の授業の高校への単位化など、ここ数年の間に急激に広がってきた。アメリカでは、すでに1970年代から高校と大学のさまざまな連携が重視され、年間5000ケース以上が実施報告されている。その内容も大学の授業を高校大学の単位として学ぶことができるいわゆる「アドバンスプレースメント」プログラムから、職業教育における2+2(例えばTech-Prepなど)の実践まで多様である。アメリカでは高校大学のパートナーシップが重視されるのに対し、わが国では、大学で学生募集活動の一環として位置づけられているケースが多いこと特徴である。 (3)またわが国の調査では、特に新潟県で、専門高校と大学工学部との接続・連携の成果と課題に対して調査を実施し、普通科高校→大学という従来のあり方だけでなく、職業科高校→大学のもつ連携・接続の意義を検証した。 (4)平成13年の科研費の調査で訪問した、アメリカ・オレゴン大学から講師を招聘し、本研究費で訪問した高校等の参加を得て、「高校-大学連携の可能性をさぐる」日米シンポジウムを行い、高校と大学の接続・連携の日米の現状と将来のあり方について研究討論を行った。 (5)以上を報告書としてまとめ、刊行した。
|