研究課題/領域番号 |
12610247
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
朝岡 幸彦 東京農工大学, 農学部, 助教授 (60201886)
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研究分担者 |
玉井 康之 北海道教育大学, 釧路校・教育学部, 助教授 (60227262)
鬼頭 秀一 東京農工大学, 農学部, 教授 (40169892)
小島 喜孝 東京農工大学, 農学部, 教授 (50142766)
安藤 聡彦 埼玉大学, 教育学部, 助教授 (40202791)
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キーワード | 環境教育実践の構造化 / 地域生涯学習計画 / 学社融合型環境教育 / 狭山丘陵の保全・活用 / 生活体験学習 / 総合的な学習 / NPO |
研究概要 |
本研究は、環境教育学と社会教育学のそれぞれの領域で蓄積されてきた成果を踏まえて、環境教育実践の分析から導き出される「学習の構造化」を地域生涯学習計画の策定につなげる可能性を模索するものである。 第1年度にあたる本年度は、(1)学校教育型―学社融合型―社会教育型の各環境教育実践の典型事例を把握するとともに、(2)トトロの森を中心とした狭山丘陵にかかわる環境問題と環境教育実践に関する基礎的な調査を行い、(3)これと比較対照すべき事例として北海道東部のほか各地の事例を収集することに重点を置いた。とりわけ、狭山丘陵の保全と利用に関わる基礎的な資料の収集・分析は、次年度も引きつづき行われるものである。 その成果として、鬼頭は地域における環境教育実践を理論化するための諸研究を公表し、玉井は生活体験学習及び「総合的な学習」という視点から実践を分析する諸研究を公表し、朝岡は社会教育型の鍵を握るNPO形態の位置づけに関する理論的整理と環境教育実践を評価するための基本的な枠組みを提起した。他の共同研究者も、それぞれの研究分担に関わる環境教育実践の調査・分析や教育行政の枠組みとの整合性について研究を進めている。 次年度は、こうした研究の成果を踏まえて、環境教育実践の構造化モデルとそれを位置づける地域生涯学習計画のあり方について具体的に成果を取りまとめる予定である。
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