研究課題/領域番号 |
12610264
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
桝形 公也 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10165706)
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研究分担者 |
家野 等 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (80135772)
野田 文子 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (90189407)
古市 久子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10031684)
吉野 秀幸 大阪教育大学, 教育学部, 講師 (30311773)
田中 博之 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (20207137)
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キーワード | 教員養成 / 総合認識 / 総合的な学習の時間 / カリキュラム |
研究概要 |
本研究は、大学教員養成課程において総合的な学習に関わる教員養成のためのカリキュラムを開発することを目的としている。 昨年度は、この目的を達成するために、植物の栽培実習、学校での演劇上演、総合的な学習研究校の授業観察、キャンプにおける自然観察と自然体験等を行うカリキュラムを開発して、それぞれの該当科目で実施してきた。 本年度は、さらにカリキュラムの領域の幅を広げることをねらいとして、2つのカリキュラムを開発した。 1)小学校外国語教育に対応するカリキュラム 平成14年度から「総合的な学習の時間」で実施される外国語会話に関わる実践的力量を形成するために、小学校において英会話指導の経験があるネイティブスピーカーを講師として招き、2日間で計12時間にわたる児童英語教育カリキュラムを試行的に開発・実施した。ゲームや歌、クイズ、身体表現、模擬授業などの多様な活動を取り入れた。これは、来年度から授業科目「児童英語教育」として実施される。 2)小学校情報教育に対応するカリキュラム もう一つは、情報教育に関わる実践的力量を形成するために、小学校情報教育に対応するカリキュラムを開発した。たんに、コンピュータの操作や各種の応用ソフトウェアの操作を教えるだけでなく、情報教育の単元案の作成、コンピュータを使った教材作成、評価計画の立案等の具体的で実践的な活動を豊富に取り込むように配慮した。しかし、このカリキュラムは、当該授業科目「情報機器の操作」が3回生に配当されていることから、来年度に実施してその効果を評価することにした。 来年度は、以上のように開発したカリキュラムの効果を、多様な評価方法を組み合わせながら総合的に評価する研究へと発展させて、研究の最終年度のまとめとしたい。
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