研究課題/領域番号 |
12610264
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
桝形 公也 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10165706)
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研究分担者 |
家野 等 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (80135772)
野田 文子 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (90189407)
古市 久子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (10031684)
吉野 秀幸 大阪教育大学, 教育学部, 講師 (30311773)
田中 博之 大阪教育大学, 教育学部, 助教授 (20207137)
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キーワード | 教員養成 / 総合認識 / 総合的な学習の時間 / カリキュラム |
研究概要 |
本研究は、大学での小学校教員養成課程において総合的な学習に関わる教員養成のためのカリキュラムを開発することを目的としている。 昨年度は、一昨年度において開発された植物の栽培実習等に関するカリキュラムを開発したの受け、小学校外国語教育に対応するカリキュラムと小学校情報教育に対応するカリキュラムを開発した。 本年度は、カリキュラム開発という点では、海外教育実習に対応するカリキュラムを開発した。グローバルな世界状況を踏まえると、今後は国際理解教育、異文化理解教育の必要性はますます高まってくる。そのためには海外の学校との交流を深めるためのスキルを養う必要があり、そのために6月にはデンマークのコペンハーゲンで、11月から12月にかけては韓国のソウルで、現地の小学校、日本人学校ないし補習校での実習を実施し、海外での教育実習のためのカリキュラムを開発・実施した。 本研究の3年間のカリキュラム開発によって、総合認識の専攻生は総合的な学習のための評価観点とスキルを自ら身に着けてきたことは、本年度の2月9日に行った第6回総合学習実践研究会における1〜3回生の発表によって実証できる。特に顕著な評価としては、学生が共同・協働的活動の自発性と創造性を身に付けたことである。こうして彼らは他者評価と自尊心を獲得し、強調する中で積極性と責任感を身に付けた。さらに3年間のカリキュラム効果は学生の保護者からも評価を得ている。これらの実際の姿は総合認識系のホームページで見ることができる。また特に推薦入試の倍率が初年次26.5倍、2年次18倍、3年次21倍という数字によっても、カリキュラム効果が客観的に評価できる。
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