• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

教育委員会の生徒指導・教育相談のスクール・サポート体制とその効果に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 12610269
研究機関上越教育大学

研究代表者

石田 美清  上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (20144785)

キーワード生徒指導 / 教育相談 / 教育委員会 / 中学校 / 不登校 / 暴力行為
研究概要

前年度に実施した、(1)都道府県・指定都市教育委員会、(2)都道府県・指定都市教育センター、(3)市教育委員会を対象とした学校の生徒指導・教育相談を支援するスクール・サポート体制に関する調査の結果を、平成5年度及び平成7年度に実施した同一対象の調査結果と比較検討し、文部科学省の施策動向を踏まえて、その傾向を明らかにした。さらに、都道府県教委と市教委の関連性を分析し、各都道府県教委、市教委ごとに施策の特色を明らかにした。
この結果をもとに、中学校を対象とする調査質問紙を作成し、(3)の調査で回答のあった429市教育委員会が設置する中学校を2校ずつ抽出し(うち13市教委については設置校数が1校であった)、合計845校に対して質問紙を郵送し回答を求めた。有効回答は365校(回収率43.2%)であった。
中学校の生徒指導・教育相談上の諸問題の実態として、不登校生徒数は増加傾向にあり、適応指導教室で指導を受けている生徒数も増加してこと、反社会的問題行動としては、茶髪、喫煙、携帯電話、いじめ、ピアス、万引きの順に起こっているが、学外の機関の援助をあまり必要としていないことが明らかになった。都道府県と市教委のスクール・サポートに対して、8割以上の中学校が、教員加配、教育相談員の増員、適応指導教室の設置を強く望んでいる。このほか、「暴力行為に対するサポート(生徒指導員など生徒指導担当者の加配)」と「家庭問題に対するサポート(家庭問題相談室・電話の設置、学校ソーシャルワーカーの配置)」を望んでいる中学校が多かった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 石田美清: "教育委員会の生徒指導・教育相談のスクール・サポート体制に関する調査研究-都道府県教育委員会の生徒指導・教育相談体制-"中国四国育学編『教育学研究紀要』. 第47巻. 295-300 (2001)

  • [文献書誌] 石田美清: "都道府県教育センターにおける教育相談事業の変容-平成5年度と平成12年度の調査を比較して-"上越教育大学研究紀要. 第21巻・第2号. 167-178 (2002)

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi