研究課題
本研究を推進するために本学生涯学習研究教育センターおよび生涯学習研究会メンバーの協力を得て関連資料・情報の収集を行いつつ、<生涯学習社会とボランティア活動>を定例の研究会の主要テーマとして活動を継続した。また、連続シンポジウムや講演会というかたちで、行政担当者や小学校教員、あるいはボランティア活動に関心のある研究者らによる基調報告とその報告をめぐってディスカッションを行った。連続シンポジウムでは以下のようなテーマを取り上げた。すなわち、堺市の「総合ボランティア情報提供事業」の報告や「堺市ボランティアビューロー」についての調査報告、堺市内の小学校における学校ボランティアの事例、あるいは和歌山県や奈良県内におけるボランティアグループと行政のパートナーシップの在り方等に関する調査の報告などがある。(『大阪女子大学生涯学習研究教育センター研究報告』No.5(2001.3)にそのなかからいくつかの報告を掲載している。その他の報告は次年度に掲載の予定)これらの報告に通底することは、ボランティア活動はさまざまな学習を伴う生涯学習の活動であり、生涯学習の成果を市民同志で活用し合うものでもあるということであろう。以下、次年度に本研究を継続することによって、「生涯学習の成果をボランティア活動に生かすための方策」に関しての知見を見いだし、具体的な提言に纏め上げていきたい。
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