研究課題/領域番号 |
12610289
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
阿部 珠理 立教大学, 社会学部, 教授 (50184213)
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研究分担者 |
実松 克義 立教大学, 社会学部, 助教授 (40226030)
佐々木 由美 慶応義塾大学, 経済学部, 講師 (60298073)
根橋 玲子 東海大学, 文学部, 講師 (70298074)
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キーワード | 異文化間コミュニケーション / 異文化間コミュニケーション文献サイト / 異文化間教育 / 異文化間コミュニケーションの教授法 / 異文化間コミュニケーションの教材 |
研究概要 |
本年度は当初の予定に沿って異文化教育、とりわけ異文化間コミュニケーションに関連する教材の研究を進めた。 バックグラウンド:まず本研究の研究者の所属する大学で、どのようなプログラムで異文化間コミュニケーションが教えられているか、また図書館にどのくらい関連の蔵書があるのかを調べた。その結果下記のようなコースで関連内容が扱われており、図書館には「異文化(間)コミュニケーション」で検索できる本が以下の数あることがわかった。 東海大学:(39冊)比較文化、異文化コミュニケーション(文学部英文学科)異文化間コミュニケーションコミュニケーション(外国語センター) 立教大学:(30冊)異文化コミュニケーション、異文化間コミュニケーション間コミュニケーション、Intensive English(全学共通カリキュラム)、言語多文化特殊研究 学生たちが授業やレポートに関連した文献を探る場合にしばしば問題となるのが、その検索の難しさである。しばしば学生たちから「本が見つからない」という不満の声を聞くが、これには次のような理由が考えられる。 (1)この分野は内容が多岐に渡り、異文化間コミュニケーションと名の付く本でも必ずしも自分が関心を寄せるトピックを扱ってないことが多い (2)内容によっては、心理学や社会学の範囲で検索したほうが見つかりやすいものもある (3)日本語で出版されている著書にはサブジェクトによるインデックスがなく、実際に本を開いてみるまでは自分の探すサブジェクトをその本が網羅しているかどうかわからない これらのことを鑑み、私たちは日本で異文化間コミュニケーションを学ぶ学生たちに有用なのは、キーワードの豊富な検索システムを構築することであると考えた。これにより、学生にとっては関連文献をより探しやすくなるという利点が生まれ、研究者には日本ではどのようなサブフィールドにおいて異文化間コミュニケーションが多く研究されているのかを把握することが可能になる。 本年度の成果:現在文献検索システムを構築中であり、間もなくWeb上で誰もが関連文献を検索できるサイトが完成する(作業の8割完了。本年度中に完成の予定)。全て作業が完了したらサイト名を公表する。
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