研究課題/領域番号 |
12610292
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研究機関 | 浜松大学 |
研究代表者 |
田部井 潤 浜松大学, 国際経済学部, 助教授 (50267861)
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研究分担者 |
栗栖 淳 国士舘大学, 文学部, 専任講師 (20215057)
大森 正之 明治大学, 政治経済学部, 専任講師 (40267860)
鈴木 孝光 浜松大学, 国際経済学部, 助教授 (50281457)
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キーワード | 大学組織 / マーケティング活動 / 内部資源分析 / 外部環境分析 |
研究概要 |
1.大学のマーケティングに関する理論研究 大学組織のマーケティングに関する日本及び米国の文献を収集し、大学のマーケティング活動に関する全体像の概要を徐々に整備しつつある。マーケティングを交換関係と見るならば、大学組織にとって現在の最大課題である学生募集活動のみならず、寄付行為、卒業生組織、地域社会との連携、カリキュラム改革、さらには授業でのFDなど多様な顧客に対する階層的で多様なサービス形態が見えてくる。これらの諸形態を平成13年度の実証研究で検証していくが、そこではまずマーケティング志向が大学でどの程度浸透しているのかを調査するとともに、大学改革と関係するこれら諸形態を中心にした調査票を作成することが望ましいとの結論に達した。今後も引き続き、これら文献の収集・分析を進めるが、同時にマーケティング活動を支える背景として、大学の財政問題が重要であると認識された。今後、この問題に関する資料を収集・分析していく。 2.既存の二次データの分析と調査票の作成 (1)先行研究として、我々の「学生移出型地域における私立短期大学のマーケテイング活動」の調査票調査のデータを地域性のみならず大学規模、設置学科等の要因から再分析した。 (2)本研究でも基本的な外部環境要因として、文部省データを使い地域性の要因分析を行っている。 (3)調査票作成のためのインタビュー調査を都内の総合私立大学で行った。この結果は、現在作成中である私立大学への調査票に活用させるとともに、事例研究として展開させるため引き続き聞き取り調査を進めていく。
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