研究課題/領域番号 |
12610294
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研究機関 | 関西国際大学 |
研究代表者 |
佐藤 広志 関西国際大学, 経営学部, 助教授 (50253125)
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研究分担者 |
野澤 健 関西国際大学, 経営学部, 助教授 (30198593)
濱名 陽子 関西国際大学, 短期大学部・コミユニケーション学科, 教授 (60164919)
濱名 篤 関西国際大学, 経営学部, 教授 (90198812)
権 瞳 プール学院大学, 国際文化学部, 助手 (70288992)
山田 礼子 同志社大学, 文学部, 助教授 (90288986)
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キーワード | スタディ・スキル(ズ) / 学習技術 / 高等教育 / 大学教育 / 高校生調査 / 大学生調査 |
研究概要 |
本年度は、調査票設計に必要なフレームワークの構築に期間の大半を費やした。大学生のスタディ・スキル(学習技術)の概念規定をめぐる予備的議論を進める中で、本研究課題の研究分担者間においても、各員が属するディシプリンの違いに応じてスキルの捉え方が異なっており、一面的な概念規定では各員が納得できるスタイルにはならないことがあらためて確認された。 そこで、当初の計画どおり、スキルチェック・開発プログラムの先行事例としてアメリカの大学における実践例を数点入手し(CD-ROMとウェブ・サイトからなるマルチメディア・プログラムを含む)、コンテンツの分析を進める一方、国内の高等教育機関における基礎教育の実践例として、私立大学通信教育協会、京都大学高等教育教授システム開発センターから講師を招いて理論と実践の両面にかかわる研究会を開催した(9月、12月)。また、国内二大学(社会科学系、自然科学系各一大学)に研究分担者をそれぞれ派遣し、進行中の関連するプログラムについてインタビューを行った(8月、10月)。 これら国内外から得た資料と知見を踏まえ、現在の大学生が保持しているスタディ・スキルの実態把握を目的とした調査票の設計に着手した。本研究ではスキルの概念規定をやや広くとり、学習者の学習態度・習慣といった側面を問う項目を含めるようにした。同時に、大学入学以前のスキル獲得状況に関するデータを比較材料とするため、高校生を対象とした同種の調査も平行して実施することにした。調査自体は平成13年4〜5月に実施する予定である。 議論の経過報告を中心とした理論的考察、先行事例の分析ならびに教育実践を踏まえた報告書等は、平成13年度中に順次公表する予定である。
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