• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2001 年度 実績報告書

戦国期大名毛利氏の地域支配に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12610333
研究機関広島大学

研究代表者

長谷川 博史  広島大学, 大学院・文学研究科, 助手 (20263642)

キーワード吉川氏 / 毛利氏 / 戦国期大名権力 / 毛利家文庫 / 集古文書 / 森潤三郎氏旧蔵文書 / 家臣団 / 直轄領
研究概要

本研究は、戦国期吉川氏の内部構造を踏まえ、同氏の毛利氏領国内における機能を再検討することを通じ、戦国期大名権力の地域支配(具体的にはおおむね山陰地域支配)の性格を明らかにしようとするものである。そのため、本年度は前年度に引き続いて、吉川氏の権力基盤の構造と展開、及び毛利氏領国における吉川氏の位置づけを鮮明化することに重点を置いた。
まず、吉川氏関係史料の目録作成を継続した。本研究の主たる目的は、16世紀後半の吉川氏の実態解明にあるが、その歴史的前提や歴史的位置づけを明らかにするために、鎌倉時代から元和年間までの全ての吉川氏関係史料の収集を進め、刊本からの抽出に重きをおいた前年度に引き続いて、本年度は、未刊行史料を中心とした収集を進めた。具体的には、広島県立文書館架蔵の写真版、山口県文書館所蔵の毛利家文庫所収文書、島根県立図書館架蔵の島根県関係史料、東京大学史料編纂所所蔵の集古文書や影写本、東北大学附属図書館所蔵の森潤三郎氏旧蔵文書等の調査を行い、新出史料を含む多数のデータを収集した。
さらに本年度は、それらの基礎的なデータを踏まえ、吉川氏の直接的基盤(家臣団・吉川領)の実像と展開の解明を進め、家臣団・直轄領に関する基礎的な分析を進めた。また、これに加えて、今後、吉川氏が特に山陰地域においていかなる役割を果たしていたのか、国衆たちとどのような関係を取り結び、どのような領域的支配権に関わっていたのか、本格的な検討を進めていくための基礎データの蓄積を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 長谷川博史: "港町における「名所」の創造"地方史研究. 292. 41-45 (2001)

  • [文献書誌] 長谷川博史: "「黒瀬」地域の形成過程"黒瀬町史編さん資料展示会図録. 77-80 (2001)

URL: 

公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi