研究課題
鎌倉北条氏の所領経営を考察した論文を二本、発表した。また、北条氏所領が建武政権による没収ののち、いかなる展開を経て新たな領主に安堵されるのかについて、金沢北条氏領信濃国太田庄について名古屋市大須真福寺所蔵『八生一生得菩提事』紙背文書を発見し、これを研究成果報告書に翻刻、紹介することができた。これらの研究により、特に、畿内近国地域の所領の機能分担、そして、畿内近国地域の寺僧のもつ人的ネットワークが建武政権下での所領再編を安堵の交渉に一定の役割を有していたことを明らかにした。
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