• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

ネットワーク利用によるセルフアクセス型英語リーディング訓練モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 12610513
研究機関京都ノートルダム女子大学

研究代表者

服部 昭郎  京都ノートルダム女子大学, 人間文化学部, 教授 (30238026)

研究分担者 岩居 弘樹  立命館大学, 法学部, 助教授 (20213267)
原田 康也  早稲田大学, 法学部, 教授 (80189711)
キーワードセルフアクセス型 / リーディング / 電子テキスト / マルチメディア環境 / ネットワーク / 英語学習 / クラスワーク型 / 学習結果評価
研究概要

本研究は、電子的な環境を利用したセルフアクセス型のリーディング環境モデルの構築が目標であるが本年度(平成12年度)はまずそのモデル案を作成した。
(1)セルフアクセス英語学習は、学習者がコンピューターとそのネットワークに構築されたマルチメディア環境において、自主的に学習を計画、その計画をもとに自ら学習を行い、その結果を自己評価する学習スタイルである
(2)いわゆる従来からのクラスワーク型英語学習形態の利点は、特に英語学習の基礎的なレベルで一定の時間に一定の能力を共通のメニューによって学習者にインプットできる効率のよさにある。しかし学習が進み、獲得された言語能力に格差があらわれる段階では、個々の学習者が求める目標がそれぞれ異なってくる。また目標にいたる学習内容についても、興味がもてるかどうか、あるいは効果を期待できるかなどによって学習者自身の嗜好が表面化する。基礎的レベルでは有効であるクラスワーク主体の英語学習がこのような段階以降も継続された場合、学習者の能力や嗜好の広がりに対応できず、それによって学習効果も著しく低下することが十分予想される。そのような困難を回避し、学習者一人ひとりそれぞれあった学習を提供できる環境としてセルフアクセス英語学習が位置付けられる。セルフアクセス英語学習は、何を学ぶかの目標設定やそれに至る学習のプロセスあるいは学習メディアを学習者個々が自身の選択によって構成する。従って学習の時間あるいは学習の場をグループとして共有することを学習者に求めない。学習結果の評価についても、自分自身の学習の指針を得るため、あるいは達成度を確認するためなど、目的の違いによって異なる方法を学習者は自主的に選択する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 服部昭郎: "マルチメディアを活用するセルフアクセス英語学習モデル"私立大学情報教育協会 発行の「コンピューターを使った学習モデル」(仮題)に掲載予定. (未定). (2001)

  • [文献書誌] 原田康也: "「外国語学習における知的情報処理と言語処理技術の応用」"社団法人情報処理学会2001年情報学シンポジウム講演論文集. 25-32 (2001)

  • [文献書誌] 原田康也: "英語教育の情報化:教科教育情報化の4段階推移過程"早稲田教育評論. 15(未定). (2001)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi