• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

フランス現代詩における詩空間の閉塞化とその乗り越えの可能性に関する歴史的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12610520
研究機関筑波大学

研究代表者

川那部 保明  筑波大学, 現代語・現代文化学系, 教授 (10169740)

キーワードP.J.Jouve / J.Roubaud / J.Dupin
研究概要

Jacques Dupinの特異なecriture-corpsの世界生成のありようを明らかにすることを目的に、Pierre=Jean Jouve, Jacques Roubaudの作品と対比させながら、DupinのDe nul lieu et du Japonの世界を目指した。すなわち、
P.=J.Jouve : Sueur de sang (1935)
J.Roubaud :ε (1967)
J.Dupin : De nul lieu et du Japon (1981)
のそれぞれの詩人の詩世界を追うことで、人称性の後退、匿名性の増大、言葉の統辞・連辞性の希薄化、詩空間の余白化・身体化、等を跡づけ、フランス20世紀詩の到達点のひとつの象徴ともいえるDupinの上記詩集の輪郭を明らかにせんとした。その上で、ランボー以来の"on"のポエジーへの動きの全体を描き出そうとしたが、残念ながら現時点で最終報告をまとめるに到っていない。できるだけ早い時期に、当該報告を提示する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 川那部 保明: "ポエジーとキリスト教-P.J.Jouveの『血と汗』について"キリスト教文学研究. 20号. 13-17 (2003)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi