本年度は、アストン蒐集写本類のうち、特に「交隣須知」と「漂民対話」を中心に調査・研究、作業を実施した。アストン本以外の写本との対校、「交隣須知」と「漂民対話」の影響関係についての調査・検討、データベース作成(コンピュータ入力、継続中)をおこなった。また、前年度にひきつづき、京都大学、東京大学等に所蔵される関連諸資料の収集をおこなった。なお、本年度研究の成果の一端は、平成13年11月27日東京大学駒場キャンパスにおいて開催された第181回朝鮮語研究会において発表した(発表題:「『漂民対話』の朝鮮語-日本語の干渉の観点から-」)。
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