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2002 年度 実績報告書

キナウル語の記述および形態統語論的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12610556
研究機関愛知県立大学

研究代表者

たか橋 慶治  愛知県立大学, 外国語学部, 助教授 (20252405)

キーワードチベット・ビルマ系言語 / チベット・ヒマラヤ諸語 / キナウル語 / 名詞屈折 / 形態統語論 / Kinnauri / 直示パターン
研究概要

本研究は、チベット・ビルマ系言語に属するキナウル語の記述的研究の3年目である。
今年度は、昨年度に引き続き主として調査によって得られた資料の整理と分析の準備を行った。すなわち、得られた一次言語資料を電子化し、また、キナウル語に関する文献の資料も入力しつつある。
昨年度までは、現地調査に基づき名詞の屈折に関わる資料を収集整理してきた。本年度は、夏期休暇中の調査を行うことができなかったため、調査は年度末に行われる。
ただし、本科研費の研究実績の成果として、9月にスイスで行われた第8回ヒマラヤ諸言語シンポジウムにおいて研究発表を行った(発表題目: 'On the deictic patterns in Kinnauri(Pangi diadect)')。これは、キナウル語の動詞人称接辞や移動の動詞が基本的には同じ直示パターンに基づいていることを示すものであった。この研究発表については、今年度末に行う調査に基づいて修正を施した上で論文を発表の予定である。なお、11月に京都で行われた科学研究費特定領域研究「環太平洋の<消滅に瀕した言語>にかんする緊急調査研究」第6回全体会議でも、同内容の発表を行った(発表題目:「キナウル語パンギ方言の動詞接辞について」)。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y.Takahashi: "A report on case forms in Kinnauri (Pangi dialect)"国際学術研究「シャンシュン語の再構とチベット文語形成に関する総合的研究」報告書. 1-13 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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