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2000 年度 実績報告書

ヤクート語英雄叙事詩オロンホの調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 12610562
研究機関神戸市看護大学

研究代表者

藤代 節  神戸市看護大学, 看護学部, 助教授 (30249940)

研究分担者 庄垣内 正弘  京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (60025088)
キーワードヤクート語 / 英雄叙事詩 / オロンホ
研究概要

今年度はヤクート語の英雄叙事詩(オロンホ)のデータベース作成に向けて基礎作業を行った。具体的にはすでに入手しているマイクロフィルム資料などを印刷現像したものについて整理作業を施した。刊行されているオロンホの中で、マイクロフィルムあるいは文献複写等の手段により本文を未入手であるものを把握した。もっとも帝政ロシア時代及び10月大革命後比較的早い時期(1920年代まで)にモスクワや(旧)レニングラードで刊行されたものは概ね把握できたが、印刷の中心がヤクーツク市(現・ロシア国内サハ共和国首都)に移ってからの出版物については特に1939年のキリールアルファベット採用以後のものについてはさらに調査を進める必要があることがわかった。
データベースの作成については入力文字についてはsとh、gとy、kとxの書き分けが文献によってばらつきがあったり、jの鼻音と非鼻音字の書き分けなどの不統一、その他未だ継続的に検討せねばならないことが多い。そこで、今年度はデータベース作成にあたり、オロンホの基礎データベースとして一貫して出典表記に従った転写を施したデータの蓄積を行うことにきめて実行してきた。データ入力文字についてはキリールアルファベット基盤のアルファベットを検索の容易さを考慮してラテン文字転写に統一した。
本年度は基礎的な入力作業と文献調査に重点をおいた研究を行った。ロシア国サンクトペテルブルグ市における文献調査を効率よく活用し、順調に研究を進めることができた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 藤代節: "アイデンティティと言語変容-チュルク代のプロセスをおって-"京都大学言語学研究. 19. 107-128 (2000)

  • [文献書誌] 庄垣内正弘: "ロシア所蔵ウイグル語断片の研究2「雑阿合経」「千字文」「阿毘達磨倶舍論実義疏」"京都大学言語学研究. 19. 159-208 (2000)

  • [文献書誌] 藤代節(共編): "『オグド・アクショーノワ作品集』(ドルガン語テキスト,露訳,和訳,解説)"東京大学文学部言語学研究室(印刷中). (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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