研究概要 |
本年度の実施計画に沿って、文献の収集・閲読等めほかに、以下の作業を行った。 1)アメリカ大統領選挙のTV報道について、2001年4月に研究会で、六本(US Presidential Election in Court,2000-The Role of the Media in Legal Process)およびフット(2000年アメリカ合衆国大統領選挙の報道に見るマスメディアと法)の報告・討論を行った。 2)英米TVニュース番組の法報道に関する部分を録画し、そのあり方について印象的知見を得た。 3)元BBCのリーガル・コレスポンデントで最近デイリー・テレグラフ紙の法担当記者に転出したJ・ローゼンバーグ氏と、別途ロンドン訪問の機会に面会し、主としてBBCにおける体制について聞取り調査した。 4)同じ趣旨で、2002年1月ドイツ・マールブルク大学法学部教授H. メンクハウス氏を招き、ドイツにおける法情報について、メディアの他にインターネットおよび法的規制を含めて報告してもらい、他の外国研究者も交えて討論した。ドイツのテレビ法定のヴィデオも参照した討論した。 5)日本の新聞およぴテレビの法報道体制について探索的知見を得るべく、2002年3月(NHK解説委員若林誠二氏、朝日新聞社会部デスク渡邉雅昭氏、西日本新聞社会部長菊池恵美氏を招いてミニ・シンポのかたちで、各社の体制等について報告をしてもらい、討論した。 6)日本の新聞における法報道の趨勢の一端を見るべく、朝日新聞縮刷版により60年、80年、OO年の各偶数月の法報道(一定の基準を設定)記事の内容・大きさ・頻度等を補助者により調査し、合計3400件のデータをエクセルで作成した。数だけを見ると、この間に年当り1000件、1600件、4000件と増加している。 以上の作業の結果を研究成果として早急にまとめるべく、作業を急いでいる 法 司法 メディア ジャーナリズムと法 法報道 テレビ法廷 法と新聞報道
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